2010年には、弊社は、オランダの関税当局にAuthorised Economic Operator (AEO) (認可貿易業者)の認定を受けました。これは、オランダの関税当局が国際貿易のために課した厳密な要件を、弊社のセキュリティー・システムが完全にクリアしていることを意味します。弊社自身でセキュリティ対策をモニターしているため、弊社からの出荷製品は、到着の国でのチェック作業がより少なくて済むようになります。このようにして、球根の通関手続きにかかる時間はより少なくなり、出荷される球根を早期に目的地に届けることができます。
2015年には、弊社は、オランダ食品および消費者安全当局(オランダ語: Nederlandse Voedsel - en Warenautoriteit; NVWA)のCLIENTエクスポートシステムのチェーン・レジスターによって、花卉球根用の植物検疫の輸出許可証を取得した、花卉球根・セクターの最初の会社となりました。これは花卉球根輸出業界にとっての大きな路程となりました!輸出プロセスの大部分がこのシステムによってデジタル化されたことで、球根の植物検疫証明書届出の時間が短縮されました。
花卉球根作物には、それぞれ花卉球根に関する植物検疫の情報を含んだ、一種のプラント・パスポートがあり、パスポートを取得した球根を輸出できる国々が認められています。例えば、日本、中国またはロシアでは、花卉球根の輸入で異なる要件があります。この植物検疫の情報は栽培レジスターに登録され、栽培者と輸出者によってチェーン・レジスターに移転することができます。花卉球根検査サービス(オランダ語: Bloembollenkeuringsdienst; BKD)による検査の結果も、チェーン・レジスターに登録されます。
必要な情報がすべてチェーン・レジスターで処理された後で、弊社はCLIENTエクスポートシステムによってNVWAに植物検疫の輸出許可証を要請することができます。これは完全にデジタル化されたプロセスで、以前よりずっと迅速な手続きが実現します。したがって、これは大きな改善となりました。
弊社ではこのマイルストーンの達成に誇りを持っており、輸送されたロットの出荷元および植物検疫の状態を自信を持って保証することができるのです。
弊社は、環境にはたす生産者および雇用者の役割およびその影響を認識しています。このため、弊社では、環境汚染を最小にするための目標を設定しました。また、この目的で、、弊社は、「草花園芸環境プログラム」と訳される「環境プロジェクトSierteelt」(MPS)と呼ばれるプロジェクトに参加しました。MPSは、企業に環境への影響を最小にするための努力を促す、国際的な環境標準です。MPSは、環境だけでなく安全性、健康および良好な作業条件も含まれます。MPSの品質証明の取得は、その企業がよい作業条件の下で安全な方法で高品質の製品を栽培していることを証明するものです。
弊社では、2003年以来MPS-A証明、すなわち到達可能な最も高い水準のMPS証明書を所有してきたことに誇りを持っています。したがって、環境への影響を最小化するために弊社があらゆる取り組みを個尾なっていることを、自信を持って証明することができるのです。例えば、弊社では、環境に害がないとMPSによって証明済みの殺虫剤を使用しています。