チューリップ球根の準備処理

チューリップ球根は、最良な成長を保証するため、しばしば温度処理が必要となります。弊社は自社所有の最新型処理室を25カ所以上有しており、ここでは、特別な温度で球根の処理を行うことができます。これによって、弊社では出荷される球根の開花日を、ニーズに適するよう制御することが可能になります。例えば、弊社では、出荷されるチューリップがクリスマス、新年(旧正月)、バレンタインデー、イースターあるいは国際婦人デーにあわせて開花するようコントロールできます。弊社では、希望の結果を達成するために、コンピューター化された処理システムで出、荷される球根を低温または高温処理することができます。これにより、弊社がお客様に年間を通じて高品質な球根を供給することを可能にしています。

ステージ G

チューリップの球根が夏に収穫された後で、新しい花が球根の内部で形成されます。この過程にはいくつかのステージがあります。最初に、花弁が、その後、雄しべ、そして最後に雌しべが形成されます。この後、花全体が球根中の胚に形成されます。これが「ステージG」と呼ばれている状態です。弊社は、すべてのロットのチューリップ球根のサンプルをとり、顕微鏡でそれらを検査しています。このようにして、弊社は、球根がステージGに達したかどうかを判断することができます。弊社は、この日付に基づいて、可能となる最も早期の開花日および必要な冷却処理を計算することができます。

冷却処理チューリップ

チューリップの長い茎が伸び、かつ開花できるためには、いわゆる寒冷期間を経ることが必要です。チューリップ球根が寒冬エリアにある場合には、それらは自然に寒冷期間を経ています。チューリップ球根は、冬の数か月の前に冷却室に置くことで、自然な開花日より早く開花させることができます。これは、いわゆる発育促進法です。

チューリップ開花には、寒冷期間に先立って温暖期間を経る必要もあります。その結果、チューリップ球根の内部の花が開花することができるようになります。これは、球根がステージGに達するまで、弊社が特定温度で球根を高温処理する処理室で行います。この後、寒冷期間を始めることができます。

チューリップ球根を、花栽培用の温室で、うわ土中に直接植える場合、弊社は一般に5°C冷却処理を行います。 チューリップが十分定着するように、温室温度は9°°C で維持します。これは少なくとも3週間かかります。チューリップが定着した後、温度を18°Cに上げ、その後、チューリップは、種類、季節などによって、3～4週間開花します。

チューリップ球根を土または水で満たしたトレー中に植え、され、発根室に置いた場合、弊社はそれらに9°Cの冷却処理を行います。 定着が完了し、冷却処理が終了した後、根を下ろしたチューリップは、チューリップを開花させる温室に置くことができます。

弊社は、9°C、°C, 5°C,および 2°Cの、またこれらの温度を組み合わせた冷却処理を行うことができます。冷却設備、温室、地温および湿度のような地域の条件を考慮に入れ、お客様と一緒に、出荷される球根に可能な限り最良の処理をご相談してまいります。処理と開花時期の可能性チェックについては、弊社まで是非お問い合わせください。

早期の開花

さらに、弊社では、早期の開花に適したチューリップ球根を供給します。これらの球根はフランスを含む異なる地域から取り寄せています。フランスでは通常オランダよりより暑く、球根のより速い成長と早期の収穫に結びつきます。弊社は、プラスチック・フォイルをかぶせて栽培したチューリップ球根を供給しています。プラスチック・フォイルにより、チューリップがほぼ12月の初めに、規定よりおよそ2週間前に開花できることを保証します。早期開花球根にご興味をお持ちのお客様は、ぜひ弊社までお問い合わせください。